お茶がおいしくないと感じたときの
チェックポイント をチェックしてみて下さい。
苦い/渋い/を強く感じる
茶葉の量が多すぎませんか?
・煎茶では・・普通の客用茶椀(湯量100cc)一杯分で2〜3g です。
湯温が高すぎませんか?
・80℃をラインとしてそれより高温ですとカテキン(しぶみ)・カフェイン(にがみ)が多く出ます。
・一般的に一煎目は高級なお茶ほど湯冷ましをして低めの湯温で淹れます。
浸出時間が長すぎませんか?
・急須にお湯をいれたままにして置くと、渋く・苦くなります。
硬度の高い水を使っていませんか?
・外国産のミネラルウォーターは硬質なもの(硬度100以上)があります。国産のナチュラルウォーターの硬度100以下いわゆる軟水のものをお使い下さい。
また、山から湧き出す「名水」などでお茶を淹れると、その水に含まれる成分(ミネラル)とお茶の成分がかちあってお茶が不味くなる場合があります。
なお、市町村等公共の水道水は軟水ですので、お茶に適した水です。
注ぐときに急須を揺らしていませんか?
・急須を揺らすと渋み苦みが出やすくなります。適切な浸出時間をおくことで、充分味はひき出ています。
変な味・臭いがする
水がカルキ臭くありませんか?
・水道水を十分沸騰(3〜5分)させてカルキを飛ばして下さい。特に雨が降った後は塩素量が増えている可能性があります。
急須に茶シブやぬめりが残っていませんか?
・ときどき急須を台所用ブリーチ剤(出来れば酸素系)で洗浄して下さい。出来れば急須を2つ交互に使うとよいでしょう。
急須のヘリの裏側に茶シブがこびりついていることがありますので、チェックしてみて下さい。
アルマイト製のやかんやナベで、お湯を沸かしたり、ボトルに入れていませんでしたか?
.アルマイト製のやかんやナベでお湯を沸かしたり、お湯を入れておくとしますと金属臭がします。
お茶の葉が変質していませんか?
・茶葉は空気(酸素)・光・熱・湿気でダメージを受けます。開封後は、密封して、室温の低い光の当たらない場所に保管して、出来れば一カ月以内に飲みきって下さい。冷蔵庫へ保管し、出し入れを頻繁に行うと温度の急激な変化や湿気を帯びやすくなりますので、あまりお勧めできません。
布巾は清潔ですか?
・布巾に臭いがあると、それで拭いた場合に茶器に臭いが移りますので、ご注意下さい。
味が薄い/旨みやコクがない
茶葉が少なくありませんか?
浸出時間が短すぎませんか?
注ぐ時に、各茶椀に万遍なく注いでいますか?
最後の一滴まで注いでいますか?
急須のアミの形状はどんなものですか?
・カゴ状の取り外しが出来るカゴ網の急須は、茶葉が開きにくく味が出にくいようですので、お勧め出来ません。
その他
その日の体調・時間・気候などでお茶の味がいつもと違うと感じることもあります。
いつもより少し優しく丁寧にお茶を淹れることで、お茶がそれに答えておいしさを多く出してくれる・・はずです。
解決しない場合、お買い求めになったお店で相談すると良いでしょう
お茶はいろいろな種類があります。
その中の「煎茶」に限っても 千差万別です。
お買い求めになる時、お店の方に標準的な淹れ方をお尋ねになって、ご自分流にアレンジされることをお奨めします。
お役に立ちましたでしょうか?
お茶のことなら、お気軽にご相談下さいませ。
どうぞ、おいしいお茶を更においしく召し上がって下さい。
おいしいお茶の淹れ方