誰にでもできる?日本茶鑑定

                                                栃木県小山市 日本茶カフェ 「ちゃみせ 茶るん」
                                                          銘茶 茶挽舎



美味しいお茶ってどうやって見分けたらいいのでしょう?

日本茶インストラクター資格試験でも、

    外観( 葉の形状・色沢・手触り・香りなど観る)
    内質(葉を熱湯で浸出・展開させて水色・色調・香り・滋味などを観る)

での見分け方が二次試験で行われます。

一般の受験者にとっては、結構難しいものです。
もちろん、審査といった専門分野は、簡単ではありません。


そこで、本格鑑定法とは別ですが、、どなたにでも出来る?簡単に良質で美味しいお茶を見分ける方法をご紹介してみますね。


ここでは一般的に多く飲まれている「煎茶見分け方をご紹介します。


 誰でも出来るお茶鑑定?―1

お茶の一煎目を飲みほしたあとの 茶椀の底 に鼻を近づけてにおいを嗅いでみて下さい。
上質な美味しいお茶(特に新茶)は、とても芳しい香りが広がります。

茶碗が温かくなっていますので、お茶の香りがふわ〜っと舞って、嗅ぎ易いのです。

あなたのそのお茶・・お試しあれ^^

*写真は 鹿児島知覧 新茶「さえみどり」です。

 誰でも出来るお茶鑑定?−2

淹れる前のお茶の葉をひとつまみ口に入れて噛んでみましょう。
上質な美味しいお茶は、噛んでいると苦味のあと旨味と甘味が広がります。

旨味はテアニンというアミノ酸で、お茶独特の優しい上品な旨味です。
苦みにもいわば上品な苦みとそうでない苦みがあることを感じて下さい。

2種類以上のお茶の葉でそれらの違いを感じてみて下さい。
あなたのそのお茶・・お試しあれ^^

*写真は わたしどもの煎茶「よいん 紫」100g \1080‐の茶葉です。


 誰でも出来るお茶鑑定?−3

淹れる前のお茶の葉を、少量手の平に乗せて見てみましょう。

<形状> 茶の肌が滑らかで、茶の締りが良く、重量感がある
(ツベツベサラサラで、重みが感じられます)

<色沢> 緑色で、色付の度合いが濃く、鮮やかで、艶があり、生き生きと揃っている
(綺麗で、少ない灯りでもツヤを感じます)

・・というお茶(煎茶)が上質です。

注意:お茶の種類で異なります。例えば深蒸し茶は別の基準があります。

あなたのそのお茶・・お試しあれ^^

*写真は 煎茶 「よいん 橙(だいだい)」鹿児島茶の茶葉です。

 誰でも出来るお茶鑑定?−4

お茶を茶碗に注いで、液面?を光の当たる場所で見て下さい。
少し揺らして、斜めにするとよく見えます。

白い、ほこりのようなものが浮いていますか?

これは 茶葉の<うぶ毛>で、新茶など柔らかい葉の裏側に見られるもので、「毛茸(もうじょう)」と呼ばれます。
もちろん、無味無臭無害でお茶の味や効能等に直接関係したものではありません。

一番茶等、上級なお茶ですと、注いだ時にたくさん浮いています。一煎目だけでなく、二煎目にも浮びます。

あなたのそのお茶・・お試しあれ^^